ROLEX MILGAUSS ミルガウス

ROLEX MILGAUSS ミルガウスの新着商品や、GMTおすすめのROLEX MILGAUSS ミルガウス一覧、ROLEX MILGAUSS ミルガウスの人気ランキング等、様々なカテゴリで絞り込んだ商品一覧から、あなたにぴったりのROLEX MILGAUSS ミルガウスをお探しください。

ロレックスの魅力的なプロフェッショナルモデルの中でも異彩を放つミルガウス。
今回はこの魅力あふれるミルガウスの歴史や変遷、特徴をご紹介します。

ABOUT

ミルガウスのはじまり

ミルガウス開発時の主なターゲットとなったのは、強い磁気にさらされることの多い職業の従事者（主に医者や科学者）であった。
目には見えないものでありながら確実に時計の精度を蝕む磁気に対応するために1956年に開発されたのが、ミルガウスのファーストモデルにあたるRef.6541である。
ちなみにミルガウスという名前は「ミル」がフランス語で「1,000」を意味しており、「ガウス」が磁束密度の単位を意味している。
まさに高性能を名前で表現しているミルガウスだが、残念なことにその特殊性から愛用に至ったのは欧州合同原子核研究所【通称CERN】の科学者などの限られた人のみであった。第一世代のRef.6541、第二世代のRef.1019は世間から大きな注目を受けることなく、1988年に生産を終了した。
しかし携帯電話などの普及といったライフスタイルの変化により高い耐磁性能を持つミルガウスに注目が集まり、2007年に復活を果たすこととなった。
まさにミルガウスに時代が追いついたような形になったのである。

HISTORY

▼第一世代

1956年～1958年

【型番】Ref.6541
【キャリバー】Cal.1065M/Cal.1066M/Cal.1080
【ケースサイズ】37㎜

ミルガウスのアイコンでもあるイナズマ針、幾何学模様が施されたハニカムダイヤル、赤いドットのついた回転ベゼルなど50年代のロレックスの良さを詰め込んだかのような「Ref.6541」は、約2年間しか製造されなかった短命モデルである。
現在の市場に姿を現すことはほとんどなく、幻のモデルの一つとして扱われている。
ムーブメントは3度の変化を遂げているものの、全てミルガウス仕様のものを搭載しており、いずれも脱進機の一部に耐磁性能の高い合金を使用したキャリバーが搭載された。

▼第二世代

1964年～1988年

【型番】Ref.1019
【キャリバー】Cal.1580
【ケースサイズ】37㎜

短命モデルであった第一世代の「Ref.6541」に代わり1964年に誕生した第二世代の「Ref.1019」は、約25年もの間製造された長寿モデルである。
ミルガウスのアイデンティティーともいえるイナズマ針を廃止。サブマリーナーを彷彿とさせる回転ベゼルもなくなり全体的にすっきりとした印象をへと変化を遂げた。
またミルガウスの二色展開が始まったのも第二世代からで、シルバーダイヤルの中には夜光塗料の代わりに黒く塗られているオニキスダイヤルも存在している。
搭載ムーブメントはCal.1580で「Ref.1019」専用の特別なものであった。
脱進機には耐磁性の高い合金が使用され、耐磁シールドを裏蓋の×部分で固定する構造となっている。

▼第三世代

2007年～2016年頃まで（上）/2007年～2023年現在まで（下）

【型番】Ref.116400（上）/ Ref.116400GV（下）
【キャリバー】Cal.3131
【ケースサイズ】40㎜

1988年のモデル販売終了から約20年後の2007年に復活を果たした第三世代のミルガウス。
青・白・黒とそれぞれ伝統と流行をとらえた文字盤カラーが採用された。
また第一世代以来となるイナズマ針がオレンジカラーで復活するとともに、ロレックスで初めてグリーンサファイヤガラスが採用され新たなプロフェッショナルモデルとしての地位を確立するものとなった。
またこの世代では夜光の種類がいくつか確認されており、スーパールミノバ・クロマライト・スーパールミノバ&クロマライトなど年式による違いを確認することができる。
搭載ムーブメントはCal.3131。強磁性合金のカバーでムーブメントが保護されており、耐磁カバーには（B）と→を組み合わせた磁束密度を意味する記号が刻印されている。2023年に生産終了。

型番一覧

生産終了モデル

6541
1019
116400
116400GV

ロレックスミルガウス一覧