ROLEX AIR-KING エアキング

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ペットネームをもつロレックスのモデルの中で、最も長い歴史を誇る「Air-King(エアキング)」。
デイト表示が無くシンプルな操作性であることから、ファーストロレックスとして紹介されることも多いモデル。
2007年のモデルチェンジ以降は文字盤や素材、ベゼルに至るまで数々のバリエーションが展開され、自分好みの1本を選べるようになった。
2014年のマイナーチェンジで「Air-king」ロゴが消えたことにより一時的な生産終了を迎えたが、2016年にデザイン・サイズ・性能を新たに華麗なる復活を遂げる。2022年には新型の126900が発表され、さらに注目度が高まったシリーズの1つ。

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エアキングの歴史

1950’s
1950年代後半～シリーズ最長のロングセラーモデルRef.5500を発表。
流通量の少なさから、今では超レアと言われるRef.5502、Ref.5504、Ref.5506、Ref.5520といった派生モデルも発表された。また日付付きの『Air-King-Date』Ref.5700も登場し、『EXPLORER』の表記が入った大変希少な個体も存在する。

1990’s
次世代モデルのRef.14000を発表。
風防がプラスチックからサファイアクリスタルに変更され、より耐久性や実用性が向上された。
またムーブメントも毎時19,800振動から28,800振動のハイビートへとアップグレードされ、従来よりも高い精度を誇る。

2000年～
Ref.14000Mを発表。
前作であるRef.14000からデザインの変更はほとんど行われなかったが、ムーブメントのテンプ部分がシングルブリッジからツインブリッジへ変更されたことにより、精度とメンテナンス性がさらに向上した。風防部分に王冠マークの透かし彫りが入った初期のモデルとしても知られる。

2007年～
Ref.114200、Ref114210、Ref.114234を発表。
洗練された印象はそのままに、ケースやブレスレット、ダイヤル、ベゼルまでもを一新。前作までに人気を博していた文字盤のバリエーションは継承しつつ、さらにカラーバリエーションが追加された。他にも夜光部分にカラーを入れたもの、レトロな印象のあるコンセントリックダイヤル、ダイヤモンドをあしらったものも新たに加わった。ホワイトゴールドを使用したフルーテッドベゼルもこの時期に登場。従来のモデルと比べて少し丸みを帯びたケースとベゼルシェイプも特徴と言えるだろう。

2014年～
マイナーチェンジにより全てのダイヤルから「Air-King」ロゴが消え、現存する最古のペットネームと呼ばれたエアキングシリーズが一時的に生産終了となる。
以降はオイスターパーペチュアルの34mmシリーズとしてラインナップされることとなる。

2016年～
Ref.116900を発表。
メンズラインとしては最小となる34mmのケースから40mmにサイズアップされる。
前作までは多くのカラーバリエーションが存在していたが、今作ではブラックのみに統一され、ミニッツインデックスや耐磁機能を搭載した航空時計として唯一無二の位置付けとなった。

エアキングの系譜

Ref.5500

製造期間： 1950年代後半～1988年
ムーブメント：Cal.1530、Cal.1520
同モデルの中で最も知名度の高いRef.5500。
シンプルで洗練されたデザインにより人気を博し、マイナーチェンジを繰り返しながら1988年ごろまで生産されたロングセラーモデルとなる。ダイヤルの6時位置には正確を意味する「PRECISION」という文字が配されている。「Air-King」ではなく「EXPLORER」表記のものは流通量が少なく、同リファレンスの中で特に希少な個体と言われている。

Ref.14000
製造期間：1990年頃～2000年
ムーブメント： Cal.3000
前モデルから基本的なデザインとスペックを継承し、当時のロレックスの最新技術が詰め込まれた「Cal.3000」を搭載して生まれ変わる。こちらのムーブメントはサブマリーナー(Ref.14060)にも搭載されており、毎時2万8800振動の精度の安定性から、5500と同様に、文字盤には「正確」を意味する「PRECISION」が刻まれている。デザイン面での違いはほとんど無いものの、プラスチック風防からサファイアクリスタル風防に変更されるなど、ディティールへのこだわりが感じられる仕上がりとなった。

Ref.14000M
製造期間：2000年～2007年
ムーブメント：Cal.3130
14000からデザイン面の変更はほとんどなされなかったが、ムーブメントのテンプ部分がシングルブリッジからツインブリッジへ変更されたことにより、精度と調整のしやすさが向上した。王冠マークの透かし彫りがサファイアクリスタル風防に刻まれたのはこのモデルが最初となる。

Ref.114200/114210/114234
製造期間：2007年～2014年
ムーブメント：Cal.3130
ケースやブレスレット、ダイヤルやベゼルのバリエーションまでもが一新され、丸みを持たせたデザインへとモデルチェンジされる。前モデルまで人気を集めたダイアルバリエーションは残しつつ、カラーバリエーションをが追加されてより自由度が高まった。また夜光部分にカラーをあしらったもの、レトロ感のあるコンセントリックダイヤル、ダイヤモンドをセットした豪華なバリエーションも加わる。 18Kホワイトゴールドのフルーテッドベゼルも登場し、豊富なバリエーションから選べるようになった。

Ref.116900
製造期間：2016年～2022年
ムーブメント：Cal.3131
2014年のマイナーチェンジによって事実上廃盤となった、ロレックス最後のペットネームモデル「エアキング」。
約2年の歳月を経て2016年に復活を果たしたのがこの「Ref.116900」。 36mmから40mmへとサイズアップされたが、ドーム型べセルからスムースベゼルに変更されたことでスタイリッシュな印象に。もちろん機能面も大きくアップデートされた。ミルガウスのみに搭載されていたムーブメント「Cal.3131」を採用、さらに耐磁シールドを備えることで航空機のコックピットにおいても耐えうる耐磁性能を備えている。

型番一覧

現行モデル

Ref.126900

生産終了モデル

Ref.116900
Ref.114200
Ref.114210
Ref.114234
Ref.114234G
Ref.5500
Ref.14000
Ref.14010
Ref.14000M
Ref14010M

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