HISTORY
語り継がれる名品「クリケット」VULCAIN156年の歴史
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1858年
ディティシャイム兄弟、ラ・ショードフォンにマニュファクチュールを設立。
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1889年
パリ万国博覧会にグランドコンプリケーション≪ラ・ヴァレ・ド・ラルブ≫が入賞
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1947年
鋭い音響を発する世界初のアラーム時計≪クリケット≫を発表、世界的な反響を呼ぶ。
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1952年
大統領の時計。歴代アメリカ大統領が着用。写真はドワイト・アイゼンハワー大統領
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2002年
本社をルロックルへ移動。「クリケット」の名称を独占的使用権を得る。
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2004年
カレンダー付クリケット、アヴィエーター・イレイプス・タイムムーブメントV-11を搭載。
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2014年
自動巻きV-21クリケットモデルが日本で本格的に発売となる。
※VULCAINの名前はギリシャ・ローマ神話に登場する火と鍛冶の神に由来しています。
HOT TOPICS
クリケット、歴代アメリカ大統領に愛された時計
「ヴァルカン」の時計を一躍有名にしたのが、1947年に開発発表された世界初のアラーム機能付き腕時計です。その音色がまるでコオロギの音色に似ていることから「クリケット(英語でこおろぎの意味)」という愛称で呼ばれるようになりました。
そしてこのクリケットを更に有名にしたのが歴代アメリカ大統領です。クリケットと言えば大統領の時計というイメージが定着しているほどで、ヴァルカンのメインコレクションは“50S PRESIDENTS”(50年代大統領の)と名付けられています。第33代のハリー・トルーマン、第34代のドワイト・アイゼンハワー、第36代リンドン・ジョンソンや第37代のリチャード・ニクソンなど歴代のアメリカ大統領に愛用されてきました。
中でもドワイト・アイゼンハワー大統領は「退任後小さな時計店を開けるほど多くの時計を贈られていた」とスイスの時計宝飾誌に書かれるほどであったようです。その中でもとりわけヴァルカンのクリケットを愛用していたとも言われていて、ある時記者会見の最中にクリケットのアラームが鳴りだして、居合わせた記者たちを大笑いさせたというエピソードも残っています。
大統領の身辺を警護するシークレットサービスにとってはクリケットは大笑いどころではなく大敵でさえあったようで、アラーム音が時限爆弾と間違えられたことが何度もあったという話も伝わっています。
こんなエピソードを残すほどに歴代のアメリカ大統領に愛された時計「大統領の腕時計」、まさにヴァルカンだけに与えられた代名詞です。
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第33代アメリカ大統領
ハリー・トルーマン
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第34代アメリカ大統領
ドワイト・アイゼンハワー
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第36代アメリカ大統領
リンドン・ジョンソン
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第37代アメリカ大統領
リチャード・ニクソン