オーバーホール
車やバイク等と同じように定期的なメンテナンスが必要な機械式腕時計。
長年、使用するのに欠かせない定期的なオーバーホール（分解洗浄）は1つの小さなミスで全てを台無しにしてしまいます。
当店では末永く腕時計を愛用して頂くため、熟練された経験を持つ一流の職人と提携をし、最高の設備を備え万全の体制で作業に勤めています。
研磨仕上げ
時計のコンディションを見るうえで欠かせない作業の一つである外装の研磨作業。
磨きをかけるためにただ削ればいいというわけにはいかない研磨の作業は0.1mm以下のミクロの世界。
経験の浅い職人の技術では時計のムーヴメントを守る大切なケースを研磨することで「ケース痩せ」をさせてしまいます。
しかし当店が特にこだわる外装の研磨作業は違います。
熟練した職人の技による研磨は、日常の使用で傷付いたケースを新品と見間違えてしまうほど美しく綺麗に仕上げます。
ケーシング、検査
当店ではオーバーホール・仕上げが終わったからといってそれで終わりません。
ケーシング作業が終わった後、さまざまな角度から時間をかけてチェックします。
防水検査、あらゆる角度での精度測定など厳しく入念な検査を終えた時計はお客様の手元に届いたとき、万全の状態で時を刻みます。
普段見ることのできないオーバーホール（分解洗浄）の一部始終。ひとつひとつの工程が丁寧に行われています
まずは精度を測り、その後に磁気抜きをします。
裏蓋を開けるにももちろん特殊な工具が必要。
ムーブメントはきれいに見えても油が固まっていたり、汚れていたりします。
一つ一つの部品を丁寧に外していきます。
ただ洗浄機に入れるだけでなく人の手でもしっかり汚れを落とし、部品別にかごに入れていきます。
これがOH用洗浄機、違う洗浄液に何回か分けて洗浄。乾燥までこの機械で行う優れものです。
ここから組み立て、一つ一つの工程が重要 ただ組み立てるだけでなく精度を測りながら作業を行います。
ただ表面をきれいにするだけでなく、部品ごとにわけ、きれいにしていきます。
部品ごとに専用の機器を使って仕上げて行きます。ヘアラインを入れるなんてこともお手のもの
オーバーホールはもちろんですが、外装仕上げにも相当なこだわりがあります。このクオリティは職人の腕と後は企業秘密．．．
現在ベゼルの墨入れ中 メーカーにお願いすると、ベゼル交換といわれ、高くつくことも
ベゼルやガラスをしっかりくっつけています。
文字盤をきれいにし針を付けて、ケースに付着した細かなほこりも逃さずバキュームで吸い込みます。
組み立てて終わりじゃありません。防水テストも行います。
最後にテスターでしっかりチェックをして、店頭へと並びます。